第9回1万人大会

日時
1992年7月11日(土)〜12日(日)
場所
石川県能登 国民宿舎 新宮荘 

ミスターバイク誌 第9回ミスバイククラブ 1万人大会記事より

満開!ミスバイク

どーだ!!ど〜だ!!と言わんばかかりの元気さだ!今年もまたミスバイクの季節、女だらけムンムンの宴会、噂の一万人大会が開催されたゾ。他じゃ絶対に見られない元気で赤裸々な痴態? じっくり堪能してちょっ!

変わらない笑顔で

 力ンパ〜イ!!元気な声が弾けた。思い思いの人が思い思いのままに乾杯を繰り返す。飲める人はどんどん、飲めない人は?どんどんしゃべろう!
 第9回ミスバイククラブ一万人大会。よくここまで続いたもんだ。毎年約100人の女性ライダーが集うミーティング。こんなに多く、こんなに長く続いた同種のイベントはないだろう。最初は女性ライダーがまだ珍しかった時代。「たまには女性だけで集まろう」と始まった。集まったミスバイクは250の赤いロードスポーツが多かった。そして回を重ねる毎に少しずつ様変わりし、今やバイクは“黒っぽくて何だかバラバラ”。全く傾向がない。何しろ同じ種類のバイクが多くて3台。オン〜オフ、 80〜l100cc、まんべんなくちらばっているのがおかしい。女性はスペックやそのバイクの血統を全く気にせず、自分の感性で自分に合ったバイクを選ぶからだろう。
 恒例の60秒自己紹介。今年のテーマは「この一年の私の重大ニュース」。「結婚しました」おめでとうの拍手。「バイクが原因て3度目の婚約破棄しました」よくやった!?の大拍手。初めて参加して7万円落とし、あっちこっちから力ンパを受けた人。孫が生まれた「この大会は私の活力源」というお母さん。「子供が自分の手から離れたら、また新たなライダー生活が始まった」という4年振リに参加した人。一万人大会の時だけ、ハイクに乗るという人。前日に新車を無理矢理買った人……。
 誰もがそれぞれのドラマを持っている。それを大きな声て話し、聞き、笑い合える場所、それが一万人大会。「この日に3人の新しい友達を作ろうってゆうてます」関西支部の本間さんの言葉が、そのままこの大会の意図でもあった。初めての人も常連もなく、誰かれともなくこの日は一緒に笑いたい、話したい。乗るバイク、来る人が変わろうと、この大会には、いつもと同じ笑顔がいる。
(レポート/このぶ&ま)