第5回1万人大会

日時
1988年7月23日(土)〜24日(日)
場所
兵庫県 いこいの村 はりま

ミスターバイク誌 第5回ミスバイククラブ 1万人大会記事より

いこいの村はりまに笑いの雨が降る

女友達100人できた!!

 見ておくれ、このニコニコパワーを! 北は北海道、南は九州と、いつものことながら日本津浦々から集まった総勢119名のミスバイク達だ。雨を切り裂き、エンジンを焦がし、過去を吹き飛ばして、たった一晩のバカ騒ぎのためにやって来た。友達100人? もう簡単に出来ちゃったもんね!!

ここに来れば笑って過ごせるよ

「ただ1万円払って、ただ走って行くだけで、楽しいことがある、そんな一万人大会が大好きだ」

こんな手紙をもらった。お金を払って開催地へ行く、普通のイベントだったら当然のこと。それをあえて「〜〜〜だけで」と表現してくれる参加者に感謝!と同時に「どうだ、こんなに楽しいんだゾ」とイバってしまいたくなった。

 ほんの一泊二日。そして当日はあいにくの雨。なのにこの彼女たちの爆発的笑顔は、気まぐれな空と裏腹に「こんにちは」から「またね」まで続いた。もしかしたら、帰宅して自分のべっどに入るまで笑顔でいたかもしれない。

 女の子だけでただ集まって、ただ飲んで騒いで・・・・・。ただそれだけの間に、様々な人間が交差する。知らない同志が、一年振り返り笑いながら、ときに真剣にはなしている。生徒に夏休みの宿題として「先生は一万人大会へ行く、みなさんも同じようないい体験をしてください」と言ってきた先生。(本当は考えるのを忘れたそう(^^;))長い間連れ添った夫と別れを告げて、バイクに乗って自分だけの道を走り始めた43歳の人。家出中のために、家族に見つかるのが怖くて来たくても来れずに電話で泣いた人、様々な悲しみやつらさをさらりと喋って、ガハハッ! と笑い飛ばして励まし合う。そんなみんなの笑顔があるから、つい言ってしまう「また、来年!」